左から:エミリー・マクスウェル(Dr)、ジェンナ・ミッチェル(Ba)、ジェンナ・モイニハン(G&Vo)
7/6に1stアルバム『Can We Still Hang』で日本デビューした、ナッシュビルの注目のグランジ・ポップ・バンド「Daddy Issues(ダディー・イシューズ)」によるリリース・インタビュー!
【→English】
———Daddy Issuesを組むまでの活動と、それぞれの音楽のバックボーンについて教えてくれますか?
ジェンナ・モイニハン(G&Vo):
私は高校の時にギターを少し始めたんだけど、バンドを始めるまでは、あんまり真面目に練習してなかったわ。家族がみんな音楽をやってて、小さい時からそんな環境に囲まれて育ったけど、カントリーからすごく影響を受けてた。それから大きくなって、もっとロックな音楽や、パンクやフェミニスト・パンクなんかを 聴くようになったの。今はDaddy Issuesでのプレイを楽しんでるし、シューゲイズバンドもやってて、自分自身は、80年代~90年代後半のパンクとかグランジのアーティストにすごく 影響を受けてる。
ジェンナ・ミッチェル(Ba):
私は6歳から14歳までバイオリンをやってたから、ちょっとだけ音楽についての知識があったわ。それからギターを弾くようになったんだけど、2、3ヶ月し てベースに乗り換えて、でもまた2、3ヶ月したらやめてしまって。そのあと、大学に進学する時に、一応手元に置いておくつもりでベースを持って行こうと 思ったのが最終的には役に立ったわね!明らかに!
エミリー・マクスウェル(Dr):
私はDaddy Issuesを始めるまで、楽器を演奏したことが全然なかったけど、音楽はずっと大好きだった。でも、自分自身、音楽ジャーナリズムの学士号を取って音楽誌で仕事をしてるけど、ミュージシャンになるなんて思ってもみなかったわ。子供のころに、ほんの少しだけドラムのレッスンを受けたけど、2~3週間でやめて、それっきりだった。私が一番影響を受けたのは、The Smiths とかThe Stone Roses、The Jesus and Mary Chain、Joy Division、80年代の音楽とかエモ、パンクのバンドよ。
———それから、どのようにしてバンドを組むことになったんでしょう?
以下、Daddy Issues(ジェンナ、ジェンナ、エミリー):
もともと、ジェンナ(モイニハン)とジェンナ(ミッチェル)はルームメイトで、クリスマスの休暇で退屈してた時に曲を書き始めたの。“Pizza Girl”と言う曲を書いて友達の家で演奏して、エミリーにドラムの前に座ってもらって。でも彼女はその時ドラムを演奏してなかった。
それまで、ジェンナ(モイニハン)は、少しギターを弾いたことくらいはあったけど、自分の担当パートの楽器をしっかり扱えるメンバーは誰もいなかった。でも私たちは、その曲を演奏することを通じて、バンドを始めることを決めたのよ。
———Daddy Issuesと言う、バンド名の由来はどこから来てるんでしょうか?
ジェンナ(モイニハン)が、ナッシュビルの古いDIYなライブハウスのトイレの壁にその名前が書かれているのを見て、それはきっと本当にクールなパンクバンドに違いない!と思って、家に帰ってインターネットで調べたんだけど、でも、そんなバンドは存在しないことが分かったの。
———どのようにして曲を作っていますか?
たいていは、ジェンナ(モイニハン)が曲のコードとか歌詞のテーマになるアイデアをエミリーに持って行って、一緒に座って歌詞を書くの。それが完成したら、ジェンナ(ミッチェル)に持って行って、バンドでその曲の肉づけをする感じね。
———アルバムの曲について少し説明してくれますか?
“Drop Out” はジェンナ(モイニハン)が大学を中退するかどうか悩んでいた時に書いた曲なの(結局、彼女は中退)。“Out to Lunch” は女の子であると言うことと、そのクレイジーな感情について。“The Bruise” は恋人と別れた後に酒におぼれる話。 “Shitty World” は思っていても報われない人を愛してしまうことについて。
———“Pizza Girl”と言う曲についてはどうですか?
これは私たちの一番最初の曲なの!それは冗談みたいなものだけど、でも、あなたの親友についてのラブソングよ!
———ナッシュビルのインディーシーンはどんな感じですか?
ナッシュビルには、素晴らしいインディー・シーンがあるわ!私たちのアメリカのレーベル「Infinity Cat Recordings」には、Jeff the Brotherhood、Diarrhea Planet、Music Band みたいな最高のバンドがいるし、ほかにも少し例をあげれば、Bully、Big Surr、Western Medication、Reality Something や Jessica Lea Mayfield みたいな、才能のあるロックバンドやアーティストが沢山いるのよ。
———少し話は変わって、最近はどんな事をして過ごしていますか?
ジェンナ・ミッチェル(Ba) :
Rayland Baxter、Robert Ellis、Margo Price、Dawesみたいなアメリカン・ミュージックを沢山聴いてるわ。
ジェンナ・モイニハン(G&Vo) :
今は、新しい曲作りに忙しくしてるところ。
エミリー・マクスウェル(Dr):
編み物をたくさんしたり、音楽は、Arthur Russell、Turnstile、Pinegrove、Santigold なんかを聴いてます。
———最後にメッセージを。
こんにちは!私たちの音楽を聴いてくれてありがとう!楽しんでね!
私たちも日本のことをもっと知りたいわ!!
Can We Still Hang
by Daddy Issues
- Release Date: 2016.07.06
- Formats: CD / TSSO-1015
- Dig-pak(デジパック仕様)
Buy from:
TRACK LIST
- Unicorns & Rainbows
- Veronica
- The Bruise
- Blue Haired Boy
- Creepy Girl
- Ugly When I Cry
- Out To Lunch
- Shitty World
- Drop Out (Bonus Track For Japan Only)